時間がたっぷりある今だから。秋の夜長に読みたい長編小説6選

夏の暑さも過ぎ、涼しくなった秋。少しセンチメンタルな気持ちになる長い秋の夜には、どっぷり浸れる長編小説を手にとってみては?今回は、秋の夜長に読みたくなる長編小説を6種類ご紹介します。恋愛・ミステリーなど、さまざまなジャンルからご提案するので、気になる一冊を見つけてみて。

秋の夜長は、本の世界に浸る。

秋といえば「読書の秋」。

どこか心細く感じる秋の夜長に、じっくりと読みたいおすすめの小説を6冊ご紹介します。

「神様のカルテ」夏川草介

夏川草介『神様のカルテ』は、大ヒットした感動のシリーズ小説。

信州の病院で働く医者・栗原一止と、妻であるハルの周りで起きる日常を描いた物語です。

登場人物たちの温かい優しさに触れながら、「生きるとは何か?」を考えさせられます。

「マスカレードホテル」東野圭吾

東野圭吾『マスカレードホテル』は、サクサク読める長編ミステリー小説。
一流ホテル「コルテシア東京」で起こった連続殺人事件から話が始まります。

大胆な行動力のある若い刑事・新田と、真面目なホテルクローク・山岸の仕事への熱意や、作中にたっぷりと散りばめられた犯行への伏線などで、ドキドキさせられるから、長編小説だけどするすると読み進められてしまいます。

「サラバ!」西加奈子

西加奈子『サラバ!』は、壮大な青春小説。
主人公・歩と、父母姉の一家の生き方を描いている物語です。

誰もが感じたことのある揺れ動く人間の「気持ち」を、丁寧に表現していて、どんどん作品の世界に引き込まれます。

読み終えた後には、すっきりとした前向きな気持ちになれそう。

「ノルウェイの森」村上春樹

村上春樹『ノルウェイの森』は、究極の長編恋愛小説。

主人公・ワタナベと、学生時代の親友・キヅキ、キヅキの恋人・直子の3人を軸にしてストーリーが進みます。

突然この世から姿を消してしまったキヅキ、心が壊れてしまった直子。
「生と死」や「恋人の存在」について、深く考えさせられる一冊です。長い夜、自分の人生に想いを巡らせてみませんか?

「すべて真夜中の恋人たち」川上未映子

川上未映子『すべて真夜中の恋人たち』は、穏やかでゆったりとした恋愛小説。

孤独だったフリー校閲者の冬子が、年上の穏やかな男性・三束さんに恋心を抱く様子を綺麗な文章で綴られています。

繊細で健気な冬子の生き方や、人との関わり方に共感する人も多いはず。

「マチネの終わりに」平野啓一郎

平野啓一郎『マチネの終わりに』は、大人向けの恋愛小説。

天才ギタリスト・蒔野と、大手通信社の記者・洋子。
二人がすれ違いながらも、お互いを想う姿にもどかしさや切なさを感じるはず。

不器用な大人同士を描いたドラマティックで熱いラブストーリー。

今日は、どの小説の世界に浸ろうかな?

今回は、秋の夜長に読みたくなる長編小説を6冊ご紹介しました。
秋の夜、本を通して自分の人生や恋愛を見つめ直してみるのも良いかも。

さっそく本屋に立ち寄って、あなたの気分にぴったりな一冊を手にとってみませんか?